警備役員の仕事と言えば何よりもまず、その名の通り警備である。警備には正門や、ジークレフの前で立ち番をするといった純粋な意味での警備と、校舎内、第3グラウンドや庭園などの見回りで成り立っている。警備役員の仕事はこれだけだと思われがちであるが、実際警備を行うのは役員の半数ぐらいである。
残りの半数(正確には16名)はまず高3の教室の掃除をしている。それは高3には体育祭の役員をしているものが多く、練習の後では掃除ができないからである。
教室が終わるとさらに16名を10名と6名に分ける。まず10名は、第3グラウンドに下りて救護役員と協力体制をとりながら、管財さんが刈ってくれた草を集めて処理をする。一見、楽に見えるこの作業だが実は意外に重労働である。というのも、皆が知っているように、六甲は敷地内に緑が多いのだ。それをこの時期にいっぺんにきれいにするのである。かかる時間と労力ははんぱではない。
残りの6名は、本来ならば高2が掃除でやっているごみ分別を行っている。これも訓育生や高2にも役員が多いからである。校舎中のごみ箱(第3グラウンドも)からごみ袋を回収し、新しい袋をセットする。さらにそれをプレハブまで持っていって分別をするのだ。もちろんその作業が終われば第3グラウンドに下りて草集めをするのだ。
何度もいうが、警備は楽だと思われがちであるが、役員は決して楽をしていないのだ。これは全校生にわかってもらいたい。
警備パートは、教室の警備を兼ねて掃除もしています。
警備パートと救護パートの掃除。
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